この1ヶ月は、心身ともに怒涛の日々でした。そもそも怒涛でない日があったのかと問われると、ちょっと答えられませんが、とにかく様々な決断を迫られる大きな転換期でもありました。そんな時は、自分に素直になるしかありません。どうしたいのか。次に、どうすべきか。限られた時間の中で、自分というものを見つめ直すのは、苦しい時もあります。そんな時は、里山の草花に目を向けました。今は枯れた風景を作っていますが、やはりそれさえも美しく、心を緩めてくれました。枯れた芒が、風に揺れては光を放つ瞬間。霜の降りた朝の白景色。冷気が降りてくる夕刻の空。冬の薫りに身を任せ、冷たい空気を取り込むと、寒さも愛おしく感じます。何気ない風景が、なによりの美しさなのかもしれません。今週は地元のリンゴを使ったアップルパイを焼こうと思います。
今週の昼膳
土鍋炊きの白飯
いりこ出汁のお味噌汁
青菜のおひたし
季節のかき揚げ
玉子豆腐
塩豚のスープ
里芋の胡麻団子
白和え
ふろふき大根
お漬物2種
木瓜の寒天寄せ
いつもと変わらない風景。