夏休みを頂いている間に、
生まれ育った熊本県の水俣市へ行きました。
思春期の頃は小さな世界に息苦しさを感じていましたが、
17年を経ての水俣は、
自分のルーツでもある場所だということを、
包み込むように諭してくれ、
私自身も、
全てを受け入れることができる意識へと変わっていました。
そんな自分になれたことが、
ありがたいなあと。
様々な経験や人との出会いの中で、
いつの間にか育まれていたのでしょう。
不知火海の穏やかな波。
素直に感情を表す人の温もり。
突き刺すような夏の強い日差し。
そして熊本の女性達の、
逞しく明るい笑顔。
何もかもが懐かしく、
何もかもが斬新に映る自分の変化。
また何かが一つ積み重なるのを感じながら、
そしてお腹の命の胎動を日に日に強く感じながら、
今年の夏を過ごしています。