明日は父の命日。さまざまな想いが蘇ります。この一年、父との時間を反芻し続けていました。子供の頃のこと、学生結婚をした時のこと、家族を失った喪失感の中で、共に過ごしてきた日々のこと、父が病気で倒れてからの7年弱の暮らし。特に思い出すのは、何も言わずただ、ふふっと笑う姿と、煙草とお酒の匂い。そして、現場の油がしみこんだ手。それは子供の時の記憶ばかりです。1ヶ月前に九州へ行った時、肩までつきそうなくらいに伸ばしていた髪の毛を、突然スキンヘッドにして出勤した話を会社の方から聞いて、その時のことも思い出しました。草履にスキンヘッドで、ピンクの自転車で出勤していた父。社宅内のお父さんたちとは、明らかに違っていました。また、ピタゴラスイッチのような仕組みを作っては私たちを遊ばせ、面白いことを思いつくものだなあと子供ながらに感心したものです。明日は、山際に咲く花を供えようと思います。
今週の昼膳
土鍋炊きの白飯
いりこ出汁のお味噌汁
つるなのお浸し
南瓜の煮物
茗荷のかき揚げ
玉子豆腐
焼き茄子の胡桃味噌添え
塩豚のスープ
飛竜頭
お漬物2種
葡萄の琥珀羹
今週もよろしくお願いいたします。