小さなつぶやき

朝になり目を覚まして
よく晴れた空が目に飛び込んできた。
久しぶりに夢をみて、
朧気な記憶をひっぱりだしては
家族の顔を思い出す。
と同時に、
昨夜の父の主治医の言葉を思い出した。

横になったままだったので、
左目から涙が溢れて
右目のまつげを伝ってそのまま頬を流れた。
心配する家族がいるというのは、
きっと幸せなことなのだろう。
優しさを与えてもらったことの結果だから。
宙を見つめてそのままじっとしていた。

すると温かな手が伸びてきて、
涙を受け止めてくれた。
夫が傍にいることに初めて気がついた。

そして直ぐに、
娘のお弁当を作らなくてはいけないことにも
気がついた。

あっ!という言葉の後に
夫にお弁当のことを話すと
あるものを詰めあわせて作ってくれた、という。

子供のお弁当を忘れてしまった。
初めてだった。

生活のバランスを見失うところだった。

明日からの2日間を
家族に時間を使おうと思います。

来店されることを楽しみにして頂いているお客様には大変心苦しいのですが、
 2日間お休みをいただくことになりました。

 申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いします。

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