家族の病院から戻ってくると、
友達の姿が遠目にも分かった。
いつも裏山の竹切りを手伝ってくれる友達。
今日もふらっと来て竹を切っているところだと言う。
そして帰って行った。
暫く見通しの良くなった竹山から見下ろしていると、
また別の車がやってきた。
今度は妙なところで気持ちの通じる友達だった。
話せる友達とは数少ないもの。
ありがたかった。
お店の臨時休業は
焦りに似た胸苦しさも、ある。
仕方ないとはいえ
欲張りな私は、
どうしても消化しきれない思いがよぎってしまう。
そんな中で会いに来てくれる友達たち。
泣くのは止めて前に進もうと、
言葉にならない優しさで
諭してくれる。
私はまだまだ前に進める。
人の温もりを感じながら、
感謝する今宵。