久しぶりに

豚の丸焼きをするから是非と

夫の大学時代の探検部OB会に誘われ、
仕事を急ピッチで進めて参加しました。
テント泊とのこと、
道具を詰め込んで娘3人を連れて出発。
着いたのは茨城県の水戸市の畑の中でした。
探検部を創設した75歳の方から
現役生の18歳までの会は、
其々の時間を過ごしていて、
ああ、探検部だなという雰囲気の中、
子豚が焼かれていきます。
その間に、経験者の話が1人30分という制限で6時から夜中12時まで続きました。
途中豚を食べながらの話は、
ヒマラヤ登頂や洞窟探検、海外での農業のことなど本でしか読まないような内容ばかり。
その内容とは裏腹に
みなさん表情も性格も柔和なのが
印象的でした。

朝になり早めに目が覚めたので1人散歩に出かけると、
年長者の方が起きていらっしゃいました。
畑を一通り見させて貰った後、
残った焚き火の前でいろんなお話を。
しばらくすると、
その畑の持ち主の年長者の方も起きてこられて、
3人で話を。
この間の話は本当に素晴らしいものでした。
海外での農業指導をされてきたので、
現地でどうしたら技術が活かせるかを実践する畑なのですが、
信じられないほど密に多種の作物が育てられています。
その作物の種は全て自家採種とのこと。
肥料もその場で作るべきで外から入れる必要はないそうです。
そのサイクルがあまりにも論理的なのに、実践できていて、こんな畑を初めてみました。
水も貯めた雨水のみ。
そして収穫した野菜を保管する場所を
山際に穴を掘って作ってあり、
ネズミ除けの工夫もされていて。
大学時代の4年間の授業が全て集約され、
具現化されていたので、
驚いたとしか言いようがありません。
そして、
その方達の信念と使命感と
愛情の溢れる生き方に、
とても感銘を受けました。
自分で考えて生きるのが大切だよ、
と何度も仰られていました。
とても懐かしい気持ちにさせてくれる
お二人は
威圧感などなく、
穏和で、
どこまでも広がり続けるフロンティア精神の持ち主でした。
素晴らしい大人がいるということ。
未熟な自分への学びと、
宝石のような存在を子供達に引き合わせられたことが、
本当にありがたい。

ちなみに娘は、畑の持ち主を宮崎駿監督だと勘違いしていました(笑)。
何度も通いたい畑と出会った週末。

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る