大晦日に

お休みをいただいている最中、

この一週間は色んな経験を。
常連のお客様のラグビー試合観戦や、
東京へと味覚を楽しみに。
また友人に手伝って貰って
家の裏の竹藪を伐採したり。
そして昨日と今日はお節の準備。
ようやく今全てが終わり、
ホッと一息。
今年は人との出会い、
本との出会い、
知ってたはずの人との新たな時間が重なり、
冒険の時間が始まりました。
そんな料理することを見直す
新たな展開へと繋がる中、
いつも思い出すのは祖母の料理姿でした。
祖母はいつも台所に立ち、
誰かの為に料理してはおすそ分けを常としていました。
戦争を通して食べ物で死ぬほど苦労した祖母には、
食べ物を贈ることが、
何より心のこもった愛情表現だったのでしょう。
決して洗練された味ではありませんでしたが、
そして買った物に価値のおかれる時代でしたが、
幼い私には、祖母の笑顔と優しさの詰まった味が礎となっていきました。
まだまだ学ぶべき技術や知識には、終わりがありません。
今の自分の仕事に納得もできていません。
そんな中でも、
通って来てくださるお客様の言葉や優しさに支えられて、
紡いでこれた日々だと思っています。
また、
お手紙やメールをくださった沢山の方たち。
どうぞお店でお声をかけてくださいね。
名もなき方からの優しさに
ずいぶん救われたので、
直接お礼を言えたらなあ!と思っております。
それから仕事のパートナーである道具たち。
今年も本当にお世話になりました。
包丁とまな板は、
今の私の全てです。
皆様どうぞよいお年をお迎えください!
今年1年本当にありがとうございました。

ありがとう、道具たち。

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