急に春の訪れを感じる今日この頃。
庭の桜が花を咲かせ、
カエルたちの声がこだます夜。
寝る前の読書も、
布団から手を出していても冷たくならない。
最近知人に薦められた本
「桐島部活やめるんだってよ」を読んでみた。
自分の地味な高校生活にはなかった
憧れの高校生の姿。
ところが
それとは正反対の時間が流れていたはずなのに、
自分の高校生活も今となってはなんだか懐かしく、
温かい思い出となって流れだす。
あの頃女子校特有のグループ関係に嫌気が差し、
ある日一人になりたいと思った。
その日から、日当たりのいい外の階段で、
一人お弁当を食べ始めた。
周囲はとても驚いていたと思う。
誰とお弁当を囲むか、が大きな問題だったから。
お弁当をささっと食べ終えては、
すぐに図書館に行く毎日。
図書館では自分だけの毎日。
一人で過ごす毎日。
古い本の間を満たす湿った空気が
心地よかった。
そして卒業後の方向も見つけた。
そんなある日、先客が来ていた。
さらに数日後にはまた別の先客。
いままで誰も居なかったのに・・・。
どうやら私が単独行動をするのが気になり、
自分のグループをこっそり抜けだして見に来ていたクラスメイトだった。
そんな彼女たちもどこかでグループ関係に気を揉んでいたのだろう。
でも表立ってはグループを抜け出せない。
そこで誰もいない図書館で
こっそり話しかけてくるように。
そんな彼女たちとは、
大人になった今でも連絡をとっている。
一人という選択をしなければ、
繋がり得なかった縁。
縁はそこら辺に転がっているもの。
明日の昼膳
土鍋炊きの白飯
長ネギと豆腐のお味噌汁
青菜のおひたし
大根と油揚げの煮浸し
アジのフライ(自家製タルタルソース添え)
春菊と蒟蒻の白和え
だし巻き卵
薩摩芋の四角揚げ(みぞれ餡)
新鮮なアジが手に入ったので、
シンプルにフライにしてみようと思います。